70代・無職・男性

首・肩

併合14級

治療期間の延長交渉、後遺障害申請のサポートを経て、併合14級に認定された事例

保険会社提示額

0 万円

最終獲得額

418 万円

ご相談内容

依頼者様は事故に遭われてから2週間経過した頃、保険会社への対応やお怪我の治療についてご不安があり、事故により精神的にも疲弊してしまったとのことでご相談にお見えになりました。

今後の治療や保険会社への対応についてご相談され、ご依頼いただきました。

サポートの流れ

ご依頼時は事故による受傷後間もなかったこともあり、まずは治療に専念していただくようサポートを行いました。

相手保険会社から一括対応終了の打診があった際には、依頼者様のご意向を確認したり、病院へ医療照会を行い、主治医の見解を確認するなどし、数回にわたり延長交渉を行いました。

その結果、依頼者様の希望する時期まで治療期間を延長することができ、ご納得いただけるまで治療に専念していただくことができました。

また、症状固定時にはスタッフが病院へ同行し、残存する症状について主治医に的確にお伝えすることでサポートをし、後遺障害申請を行いました。

解決内容

依頼者様は事故により精神的に疲弊されていたので、治療に専念していただくため早い段階からサポートを行いました。

本件は事故後2カ月経過してから骨折が判明し、依頼者様は事故によるお怪我の痛みから大変不安になっておられましたので、数回にわたり延長交渉を行い、依頼者様がご納得いただける時期まで治療をしていただくことができました。

医師から椎体骨折の診断はあったものの、レントゲン上骨折が確認できるものではなかったため、疼痛についてのみ後遺障害を申請することになりました。

後遺障害申請時にはスタッフが病院へ同行し、残存する症状について主治医に的確に伝えることでサポートを行い、後遺障害併合14級に認定されました。

その結果をもとに相手保険会社と交渉し、裁判をした際に得られる賠償金に近い金額で示談することができ、依頼者様にもご満足いただくことができました。

所感（担当弁護士より）

依頼者様はご高齢の方であり、事故後の保険会社とのやりとりが不安とのことで、ご依頼となりました。

特に保険会社からの自賠責一括対応が打ち切られないかが非常に心配されておりましたので、早期から介入した上で保険会社と交渉していくべき事案だと考えました。

介入後は、本人から症状・治療経過・治療内容を聞き取った上で、保険会社担当者に対して治療の必要性を訴えていきました。

その結果、約11ヶ月ほど自賠責一括対応を継続した上で通院をすることができました。

また、後遺障害申請においても病院に同行させていただき、主治医に的確に症状を伝えるサポートをさせていただきました。その結果、後遺障害14級9号を獲得することができました。

賠償交渉においては、事故後約2ヶ月後に骨折が判明したこと、この骨折が事故によるものであることを説明し、骨折を考慮した慰謝料（赤本別表Ⅰ）を獲得することができました。交通事故後、誰しもが保険会社とのやりとりが不安だと思います。

本事案のように事故直後においても弁護士としてサポートできることは多いので、遠慮せずご相談いただけますと幸いです。