加害車両のセンターラインオーバーによる負傷で後遺障害等級併合11級該当になった事例
ご相談内容
依頼者様は自動車で道路を直進中、対向車がセンターラインを超えて正面衝突してきたことにより受傷されました。大怪我を負ったため、長期間の入通院が必要となりましたが、保険会社の対応及び賠償について不安に感じ、弁護士に依頼を検討されたとのことです。
事故に遭われて半年が経ったころ、保険代理店より当事務所の話を聞き、ご相談のお電話をいただきました。当事務所にて受任後は、休業損害の事前払い請求の対応等を含めて、保険会社の対応を弁護士が行い、治療に専念していただいたくことができました。
右肘は約2年3カ月で症状固定し、 「局部に頑固な神経症状を残すもの」として別表第二第12級13号に該当するものと判断されました。
右足関節と右膝は約2年10カ月で症状固定となりました。
右脛骨骨折に伴う右足関節の機能障害については、後遺障害診断書上、その可動域が健側(左足関節)の可動域角度の3/4以下に制限されていることから、「1下肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの」として別表第二第12級7号に該当するものと判断されました。
右膝関節痛については「局部に神経症状を残すもの」として別表第二第14級9号に該当するものと判断されました。
被害者 | 20代・会社員・男性 |
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部位 | 右肘・右膝・右足関節 |
傷病名 | 右脛骨骨折・右膝蓋骨骨折・右肘関節脱臼骨折 |
後遺障害等級 | 11級 |
獲得金額 | 5632万円 |
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
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後遺障害等級 | 11級 | – | |
入通院慰謝料 | 0 | 218 | 218 |
休業損害 | 0 | 798 | 798 |
逸失利益 | 0 | 2721 | 2721 |
後遺障害慰謝料 | 0 | 378 | 378 |
治療費等その他 | 0 | 1517 | 1517 |
合計 | 0 | 5632 | 5632 |
単位:万円 ※合計金額は既払い金を含んでおります |
後遺障害専門スタッフにて2つの病院に5回同行し、医師に対し、依頼者様が主張すべき自覚症状をお伝えし、後遺障害診断書に記載いただくことができました。
解決内容
後遺障害等級の認定後、依頼者様と打ち合わせを行い、症状固定後の具体的な身体の支障等を確認し、相手方保険会社と交渉を進めました。
その結果、基礎収入・喪失期間・喪失率について、裁判基準と同程度の逸失利益を獲得することができ、依頼者様にご満足いただける内容で示談となりました。