後遺障害の申請をサポートし、12級を獲得。その結果、逸失利益について1330万円を獲得した事例
ご相談内容
依頼者様は、片側二車線の左側を走行中に、対向車線から右折してきた相手方車両に衝突されました。
また、その反動で身体を投げ飛ばされ、車のボンネットに乗り上げると、車の動く反動で投げ出され、コンクリートに衝突し、受傷されました。
右手舟状骨折・右橈骨尺骨骨幹部骨折の怪我を負い、後遺障害の申請について相談したいとのことで、弊所にご依頼いただきました。
被害者 | 20代・公務員・男性 |
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部位 | 手首 |
傷病名 | 右手舟状骨骨折・右橈骨尺骨骨幹部骨折 |
後遺障害等級 | 12級 |
獲得金額 | 2103万円 |
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
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後遺障害等級 | 12級 | – | |
入通院慰謝料 | 0 | 210 | 210 |
休業損害 | – | – | 0 |
逸失利益 | 0 | 1330 | 1330 |
後遺障害慰謝料 | 0 | 261 | 261 |
治療費等その他 | 0 | 302 | 302 |
合計 | 0 | 2103 | 2103 |
単位:万円 ※合計金額は既払い金を含んでおります |
依頼者様の怪我の程度から、手関節について可動域制限の後遺障害認定が見込まれました。
可動域制限はその程度が後遺障害の等級に大きく影響するため、後遺障害診断書作成(可動域測定)にあっては、弊所スタッフが病院へ同行させていただきました。
また、作成された後遺障害診断書の内容についても精査の上、不足と考えられる部分について、医師に追記を依頼し、申請を行いました。
その結果、当初の想定どおり、右手関節の機能障害について、12級6号が認定されました。
解決内容
相手方保険会社との交渉にあたっては、逸失利益が争点となりました。
依頼者様は公務員であり、減収なしとして争われる可能性もありましたが、右手関節の可動域制限が依頼者様の仕事へ与える支障を主張の上、相手方保険会社と交渉を重ねました。
その他、逸失利益を算出する際に使用する基礎年収についても若年労働者である点を考慮した賃金センサスの全年齢平均を主張し、最終的に裁判基準満額となる1330万円を獲得することができました。
また、慰謝料・後遺障害慰謝料も裁判基準に近い金額での示談となりました。示談交渉開始から1ヶ月弱での早期解決であり、依頼者様にも満足いただける結果となりました。