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むち打ちの後遺障害 - 宇都宮の交通事故弁護士

代表弁護士 伊藤 一星 (いとう いっせい)
弁護士法人宇都宮東法律事務所 代表社員(パートナー弁護士)
所属 / 栃木県弁護士会 (登録番号49525)
保有資格 / 弁護士

むち打ちは後遺障害認定を受けにくい後遺症です。早い段階で弁護士に相談をして、後遺障害認定を受けるためのサポートを受けることで、より多くの損害賠償額を請求することが可能になります。

むち打ちの後遺障害とは

むち打ちとは、追突事故などの交通事故被害によって頸部に外部から強い圧力が加わることによる、頸椎捻挫、頸部挫傷といったケガを指します。むち打ちの症状としては、首や首から肩にかけての痛み、頭痛、吐き気、めまいなどを発症します。むち打ちの特徴として、交通事故直後は何ともなくても、数日が経過してから症状を発症することもあります。

むち打ちは後遺障害認定が受けにくい

交通事故被害によって、むち打ちの症状が出た際に気を付けたいポイントは、後遺障害認定を非常に受けにくい症状だということです。
理由は2点あります。

  1. むち打ちの症状が将来的に回復する可能性がある
  2. 他の後遺障害認定されている後遺症よりも症状が比較的軽い

後遺障害認定を受けるためには、症状固定という、これ以上治療を続けても回復の見込みなく、後遺症が残ってしまったことを医師に判断してもらう必要があります。しかしむち打ちは将来的に回復する可能性がある上に、症状も他の後遺症に比べれば比較的軽いこともあり、後遺障害認定を受けにくい要因となっています。

また前述のように、むち打ちの症状は発症までに時間がかかるケースも多く、担当医の診断内容によっては、交通事故との直接的な因果関係が証明できない場合もあります。
後遺障害認定を受けるためには、医師の所見が重要です。もし担当医が交通事故被害に詳しくない場合、カルテや診断書の内容によっては後遺障害認定がされないこともありますので注意が必要です。

むち打ちの後遺症障害は弁護士に相談

多くの交通事故被害による後遺障害の中で、比較的認定が受けにくいケガがむち打ちです。前述のとおりむち打ちの症状は、交通事故との因果関係を証明しにくい性質があったり、回復の見込みがあるなど、医師の所見によっては認定を受けにくいケースがあります。

よって、むち打ちに関しては、早い段階で交通事故に詳しい法律事務所に相談をするようにしましょう。早い段階で相談して頂ければ、担当医と相談の上で、後遺障害認定を受けるために有利な書類を準備いたします。またむち打ちの診断がされなくても、被害者さまにむち打ちの症状がある場合、ジャクソンテストやスパーリングテストといった神経系テストの実施も打診いたします。
当事務所にご相談頂ければ、医学的資料の鑑定を得意とする医療機関と提携をしておりますので、後遺障害認定において重要な証拠となる後遺障害診断書やカルテ、検査結果などを専門の医師が分析して意見書を書いてもらうことができます。これによって、認定される確率が大きく上がります。
後遺障害認定のための事務手続きはもちろん、認定を受けるための通院指導から、担当医との打ち合わせまで一括して当事務所に依頼することができます。

むち打ちの後遺症障害等級

むち打ちの後遺障害認定の等級には、14級と12級の2種類の等級が存在します。どちらも症状固定という、これ以上治療を続けても症状が回復しないと担当医が判断した段階で、後遺障害認定を受けることができます。それぞれの等級の詳細を見ていきましょう。

14級の場合

むち打ちの後遺障害14級は、局所的に神経症状を残した場合に認定されます。被害者様にむち打ちの自覚症状があり、医学的にむち打ちの症状が説明できれば、14級の認定を受けることができます。等級を受ける際には、被害者様本人の自覚症状と担当医による神経学的所見が一致している必要があるので、神経学テストが欠かせません。

後遺障害慰謝料は、自賠責保険の支払い限度額が75万円。裁判基準での支払い限度額は110万円となっています。保険会社と弁護士会との間には算定基準に大きな差があるので、認定を受ける際には弁護士に相談することをおすすめします。

12級の場合

むち打ちの後遺障害12級は、局部に頑固な神経症状を残した場合に認定を受けることができます。14級とは異なり、12級では被害者様の自覚症状が医学的に証明できなくてはならず、より本格的な医学テストをする必要があります。

具体的には担当医による神経学的所見に加えて、MRI画像などの画像所見の提出が必須となります。
医師によれば、MRIで見ると神経を圧迫しているかどうかが一目でわかるため、レントゲンよりもまずはMRIをとる必要があります。
当事務所は医療機関と提携しておりますので、MRI画像を分析してむち打ちにおける他覚的所見を示すことができます。
また、医学テストの内容もより本格的なものが必要になるので、個人病院ではなくより大手の病院での診断が必要になるケースが多いでしょう。

後遺障害慰謝料は、自賠責保険の支払い限度額が224万円。裁判基準での支払限度額が290万円となっています。12級の方がより保険会社と弁護士会で、算定基準に大きな差があります。保険会社が提示した金額にそのまま応じるのではなく、交通事故に詳しい法律事務所を通した上で、損害賠償請求をしましょう。

まとめ

むち打ちの後遺障害認定について解説いたしました。
むち打ちに関しては、後遺障害認定を受けにくいケースが多く、担当医の知識や経験に左右されることもあります。
早い段階で交通事故に詳しい弁護士に相談をすることで、後遺障害認定を受けるための事務手続きが早くなり、より多くの賠償金を受け取ることができます。
当事務所はこれまでむち打ちの後遺障害認定の経験が豊富にございますので、安心してご相談ください。

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