高速道路で渋滞中、玉突きの追突事故で骨折。後遺障害12級が認定された事例
ご相談内容
依頼者様は、車に同乗中、高速道路上で玉突き事故に巻き込まれました。渋滞中、運転者がハザードランプを点灯させ停車したところ、相手方が不注意で追突してきたことによるものでした。
ドクターヘリでの救急搬送後、骨折していることがわかり、そのまま入院を余儀なくされました。退院後も通院を続けておられましたが、家事を一手に引き受けていた依頼者様の負担は大きいものでした。
布団を干すことができず、料理でカボチャを切ることも難しくなり、重いものや硬いものの扱いを制限され、生活が不便になりました。
今回、ご親族から後遺障害の申請をされたいとのご相談を受け、当事務所にご依頼いただくこととなりました。
| 被害者 | 60代・主婦・女性 |
|---|---|
| 部位 | 腕 |
| 傷病名 | 左橈骨尺骨骨幹部骨折 |
| 後遺障害等級 | 12級 |
| 獲得金額 | 1092万円 |
サポートの流れ
| 項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
|---|---|---|---|
| 後遺障害等級 | 12級 | – | |
| 入通院慰謝料 | 77 | 147 | 70 |
| 休業損害 | 55 | 143 | 88 |
| 逸失利益 | 0 | 398 | 398 |
| 後遺障害慰謝料 | 0 | 261 | 261 |
| 治療費等その他 | 141 | 143 | 2 |
| 合計 | 273 | 1092 | 819 |
| 単位:万円 ※合計金額は既払い金を含んでおります |
|||
依頼者様は、腕の回内・回外運動に制限があるような状況で、依頼者様だけでなく、弁護士としても、かかる制限が後遺障害に該当すると考えました。
しかし、当時の担当の主治医からは、「今回のお怪我の状況では後遺障害が認定されない」などと言われている状況でした。
そのため、当事務所の後遺障害専門スタッフが、後遺障害申請に理解のある病院に相談し、MRIの撮影や可動域制限の測定を依頼することにしました。
診察にも同席し、症状を的確に伝えられるようサポートを行い、後遺障害の診断書を記載いただきました。
解決内容
後遺障害を申請した結果、左腕の可動域の制限が無事認められ、12級が認定されました。認定された結果をもとに賠償額を算定し、相手方保険会社への請求を行い、示談交渉を進めました。
その結果、事故に関する慰謝料について裁判基準に近い金額を獲得することができ、依頼者様やご親族もご納得のいく金額で示談することができました。
今回、当事務所の対応にご満足とのお気持ちもいただき、少しでも適切な補償を受けられるよう、依頼者様の救済に力を尽くした事案となりました。