
大学受験直前、車にはねられ顔面骨折。醜状障害として後遺障害12級を獲得した事例
ご相談内容
大学受験を間近に控えていた被害者様は、交差点を自転車で渡ろうとしたところ、右側から走ってきた乗用車にはねられる事故に遭われました。転倒した被害者様は、顔や歯などを骨折され、大怪我を負われました。
受験直前の事故であったため受験を断念せざるを得ず、治療を続けながら浪人生として試験勉強に励む日々を余儀なくされました。
今回、被害者様のお母様から、事故の相手方の対応が納得のいくものではなく、お怪我による後遺障害などの心配も大きいとご相談いただきました。
今後の対応をお願いしたいとのことで、当事務所にご依頼いただきました。
被害者 | 10代・学生・男性 |
---|---|
部位 | 顔・眼・歯・首・肩・腰・耳 |
傷病名 | 右頬骨骨折・右眼窩底骨折・右顔面挫傷・右眼瞼外傷・歯槽骨骨折・亜脱臼(歯)・下唇裂創・完全脱臼(歯)・欠損歯・歯冠破折・頚椎捻挫・両肩関節捻挫・腰椎捻挫・伝音難聴 |
後遺障害等級 | 併合第12級 |
獲得金額 | 1328万円 |
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | 12級 | – | |
入通院慰謝料 | 0 | 194 | 194 |
休業損害 | – | – | 0 |
逸失利益 | 0 | 244 | 244 |
後遺障害慰謝料 | 0 | 261 | 261 |
治療費等その他 | 0 | 629 | 629 |
合計 | 0 | 1328 | 1328 |
単位:万円 ※合計金額は既払い金を含んでおります |
まず、自転車や学生服などの物損の被害があり、携行品含め正確な損害額を割り出しました。
また、お怪我については、顔を中心に多数のお怪我をされており、それぞれ複数の病院で通院治療をされていたことから、後遺障害の認定が見込まれました。
そのため、担当弁護士のほか、当事務所の後遺障害専門スタッフも携わり、お怪我の経緯や症状などを漏れなく診断書等に記載いただけるよう、サポートいたしました。
解決内容
まず、耳や首、腰に残った症状について後遺障害を申請した結果、第14級が認定されました。
当初の担当弁護士の見立てだと顔のお怪我の症状はより上位の等級認定が見込まれていたため、醜状障害として医師に診断書を作成いただき、異議申立てを行った結果、無事に第12級が認定されました。
さらに、認定結果を踏まえ、相手方保険会社に対し賠償金を請求しました。受験の延期により発生した予備校費用や、将来の逸失利益を含め計上し、担当弁護士による粘り強い交渉の結果、必要な利益を獲得することができました。
人生の大切な時期に辛い思いをされた被害者様でしたが、無事大学にも合格され、当事務所においても納得のいく結果につながるよう力を尽くすことができました。
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