20代男性が亡くなられ、刑事手続きからサポートし、訴訟において賠償額が増額した事例。
ご相談内容
ご遺族は最愛の一人息子を本件事故により亡くされてしまい、葬儀等が落ち着かれた頃に当事務所へご相談に来られました。
刑事手続きも進んでいないような状況であり、さらにご不安に感じられていたため、損害賠償請求だけでなく、被害者参加事件についてもご依頼いただくことになりました。
被害者 | 20代・会社員・男性 |
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部位 | 頭部 |
傷病名 | 急性硬膜下血種・多発性脳挫傷 |
後遺障害等級 | なし |
獲得金額 | 7500万円 |
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
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合計 | 0 | 7500 | 7500 |
単位:万円 ※合計金額は既払い金を含んでおります |
ご依頼いただいてからは、まずは刑事手続きの流れ等をご説明し、被害者参加手続きにおいて、どのような質問をされたいか、ご遺族の心情について伝えたい内容等の打ち合わせを行い、公判期日には代理人として対応いたしました。
民事手続きについても、刑事手続きと平行して進めていき、賠償額の算定後、相手方保険会社と示談交渉を行いましたが、到底受け入れがたい金額を提示され、ご遺族と再度打ち合わせを行い、訴訟手続きを行う方針となりました。
主な争点としては死亡慰謝料と死亡逸失利益であり、被害者様は20代前半という若さでその尊い命を奪われ、輝かしい将来や希望を失い、被害者様を大切に育ててこられたご遺族が本件事故により突然最愛の一人息子を失った精神的苦痛は計り知れない旨の主張を続けました。
解決内容
訴訟の期日が進んでいき、裁判所から和解案の提示がなされたため、ご遺族と和解に応じられるかどうか慎重に打ち合わせを行いました。
ご遺族のお気持ちとしては、もう少し増額を望まれており、その旨裁判所へ主張をした結果、和解案で提示された金額よりさらに増額した金額で提示され、相手方も和解に応じたため、訴訟手続きは終了となりました。
本件事故により最愛の一人息子を突然失い、刑事手続きも進まぬまま、精神的に大変負担がかかっておられ、とてもお辛いご様子でしたが、早期に当事務所が間に入ったことで、少しでもご安心いただけ、最終的には訴訟手続きで賠償額を増額することができました。