小学生が後遺障害等級12級認定。賠償金が事前提示よりも400万円近く増額となった案件
ご相談内容
被害者様は歩道で被害者様の友人と遊んでいたところ、その友人が道路にものを落としてしまい、それを拾いに行こうと試み、道路を横断しました。その際に道路を直進で走行していた車両に衝突されました。
ご相談当時にはすでに治療が終了し、相手方保険会社からの賠償案が届いていたので、被害者様のお母様は、相手方保険会社から提示された賠償案が適切な内容かどうかが分からないとのことで、事務所にご相談にお越しになりました。
被害者 | 10代未満・小学生 |
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部位 | 顔・右足 |
傷病名 | 顔面挫傷・右下肢擦過創 |
後遺障害等級 | 12級 |
獲得金額 | 426万円 |
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | 12級 | – | |
入通院慰謝料 | 15 | 26 | 11 |
休業損害 | – | – | 0 |
逸失利益 | 0 | 150 | 150 |
後遺障害慰謝料 | 0 | 232 | 232 |
治療費等その他 | 16 | 18 | 2 |
合計 | 31 | 426 | 395 |
単位:万円 ※合計金額は既払い金を含んでおります |
被害者様のお母様としては、相手方保険会社からの賠償案をもとに示談をすることを検討しているとのことでした。
慎重にお聞き取りを行ったところ、被害者様は顔に6針縫う治療を行っており、お顔に大きな傷跡(約3.5cmほどの線状痕)が残っているとのことでしたので、後遺障害の申請を提案しました。
被害者様に事務所にお越しいただき、傷の大きさが分かるように定規を当てて写真を撮影し、その写真を添付して後遺障害申請を行いました。
解決内容
後遺障害申請をした結果、顔の傷が醜状痕として認められ、「外貌に醜状を残すもの」として12級14号が認定されました。
それに伴い、自賠責保険会社から224万円の賠償金を獲得し、相手方保険会社からも既払い金を除き188万円の賠償金を獲得しましたので、合計412万円の賠償金を獲得しました。
当事務所で受任する前に相手方保険会社から届いた賠償案のまま示談していたら賠償金が31万円だったところを、後遺障害申請を行いそれが認定されたことで426万円まで増額することができ、被害者様とお母様に大変喜んでいただける結果となりました。
所感(担当弁護士より)
今回の被害者様は、2ヶ月ほどで通院を終了されておりました。通院終了後、相手方保険会社から提示された賠償額が低額であったため、相手方保険会社提示賠償案が妥当かどうか聞きたいとのご希望で相談となりました。
当職の方で被害者様本人の怪我の状況、現在残っている症状を確認したところ、お顔に約3.5cmほどの線状痕が残っていることがわかりました。
そのため、後遺障害の申請することを提案し、依頼を受けました。後遺障害申請をした結果、「外貌に醜状を残すもの」として12級14号に認定されました。
そのため、当初の賠償案に比べ、後遺障害慰謝料・後遺障害逸失利益分の金額が加算され、大幅な増額となりました。
このように、弁護士が介入することにより、当初の金額から大幅に増額できる可能性があります。ぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです。