骨折後の疼痛で後遺障害14級が認定され、示談交渉において賠償額が増額した事例
ご相談内容
被害者様はご入院中に当事務所へお問い合わせいただき、一度お電話にてご相談をさせていただきました。
事故態様としては、被害者様のご勤務先の駐車場にて自車に向かって歩いていたところ、空いた駐車スペースの間を通って抜け出してきた相手方車両と衝突し、被害者様は飛ばされてしまった事故でした。
被害者様は今後の復職、治療費の対応や後遺障害について大変不安に感じられており、退院後に改めてご来所いただいて、当事務所へご依頼となりました。
被害者 | 50代・会社員・女性 |
---|---|
部位 | 左太腿 |
傷病名 | 左大腿骨頚部骨折 |
後遺障害等級 | 14級 |
獲得金額 | 584万円 |
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | 14級 | – | |
入通院慰謝料 | 0 | 185 | 185 |
休業損害 | 0 | 189 | 189 |
逸失利益 | 0 | 87 | 87 |
後遺障害慰謝料 | 0 | 99 | 99 |
治療費等その他 | 0 | 24 | 24 |
合計 | 0 | 584 | 584 |
単位:万円 ※合計金額は既払い金を含んでおります |
ご依頼いただいてからは、すぐに相手方保険会社との間に入り、被害者様は入院されていた初診の病院ではない別の病院への転院を希望されていたため、相手方保険会社と交渉し、本件事故の賠償として対応いただけることになりました。
本件事故に遭われてから約半年経った頃、被害者様としても症状固定を希望されていたため、退院後も治療経過を診ていただくために定期的に通院していた初診の病院へ当事務所のスタッフが被害者様と一緒に同行させていただき、初診の主治医にも治療の経過を伺い、その後に転院後の主治医に後遺障害診断書を書いていただきました。
当事務所にて後遺障害の申請手続きを行ったところ、骨折部の骨癒合の経過は良いが、治療の経過等をみて後遺障害14級との判断がなされました。
後遺障害14級の結果をもとに、賠償額の算定を行い、相手方保険会社との交渉を進めました。休業損害については、被害者様は会社員の方ではあるものの、家事を主に行っていたため、主婦休損として請求しました。
解決内容
何度も相手方保険会社と交渉を続けた結果、傷害・後遺障害慰謝料ともに裁判をした場合とほぼ変わらない金額が認められ、休業損害についても主婦休損として通院期間の全期間で認められました。
被害者様は骨折部の癒合の経過は良かったものの、お痛み自体は残っていた中で、後遺障害14級と判断がなされ、賠償額も大幅に増額できたことで、大変ご満足いただける解決となりました。