事前認定で後遺障害7級に該当し、相手方から調停を起こされたが、訴訟を提起し、賠償金が増額となった事案
ご相談内容
被害者様は以前当事務所にご依頼いただいたお客様からのご紹介でご相談に来られました。
事故態様としては信号機のない交差点を被害者様は普通自動二輪車で直進中、相手方車両が被害者様の右方から交差点に進入し、衝突したことで転倒した事故でした。
ご相談時の状況は事前認定で後遺障害7級に認定され、相手方から調停の申立てをされており、被害者様ご自身で対応されていました。
相手方から提示された賠償額は到底納得できない金額であり、調停の対応にもご負担に感じられていたため、当事務所へご依頼いただきました。
被害者 | 30代・無職・男性 |
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部位 | 腰 |
傷病名 | 第3腰椎破裂骨折・馬尾損傷(難治性)・第1腰椎圧迫骨折・脊柱管狭窄症 |
後遺障害等級 | 7級 |
獲得金額 | 9643万円 |
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
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後遺障害等級 | 7級 | 7級 | – |
入通院慰謝料 | 223 | 410 | 187 |
休業損害 | 749 | 1456 | 707 |
逸失利益 | 2370 | 4638 | 2268 |
後遺障害慰謝料 | 650 | 1000 | 350 |
治療費等その他 | 214 | 2139 | 1925 |
合計 | 4206 | 9643 | 5437 |
単位:万円 ※合計金額は既払い金を含んでおります |
まずは調停事件について対応しましたが、双方主張は平行線であり、不成立となりました。
その後、訴訟を提起し、主に後遺障害慰謝料と後遺障害逸失利益について主張を行いました。
相手方としては調停手続きよりも同等か低い金額で当初主張をしており、当事務所としては本件事故当時、被害者様は若年労働者であったことや、就労可能年数の終期について相手方主張の見解とは異なる旨の主張を続けました。
解決内容
訴訟において、主張を続けた結果、裁判所からは当事務所の主張が認められた和解案の提示がなされ、相手方も和解案に応じることとなり、訴訟手続きは終了となりました。
被害者様は本件事故により7級の後遺障害を負い、調停事件では低い賠償額でしか提示がされず、事故に遭われてから訴訟手続きが終了した時点でも日常生活に大変支障が出ておられ、休業も余儀なくされており、大変お辛いお気持ちだったと思いますが、当事務所にご依頼いただき、ご自身で対応されていた調停事件の負担も軽減され、安心して当事務所にご依頼いただけたご様子であり、賠償額も増額できたことで満足いただける解決となりました。