異議申立て申請で後遺障害14級に認定され、家事従事者としての休業損害と逸失利益が認められた事例
ご相談内容
被害者様は、事故に遭われてから約3ヶ月経った頃に、当事務所へご相談に来られました。
事故態様としては、丁字路の交差点において、被害者様車両が直進をしていたところ、相手方車両が左側から飛び出し、衝突した事故でした。被害者様の他には、旦那様や娘様が同乗されており、ご家族で当事務所に依頼をされました。
ご相談後はすぐに相手方保険会社との間に入り、被害者様、旦那様と娘様には治療に専念していただきました。
事故に遭われてから約6ヶ月経った頃、相手方保険会社より一括対応を終了する旨を告げられたため、被害者様ご家族の現在のお怪我の経過を伺い、今後の方針をご相談させていただくためのお打ち合わせを行いました。
被害者 | 40代・パート・女性 |
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部位 | 首・上腕 |
傷病名 | 頚椎捻挫・左上腕部挫傷 |
後遺障害等級 | 14級 |
獲得金額 | 351万円 |
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | 14級 | – | |
入通院慰謝料 | 0 | 81 | 81 |
休業損害 | 0 | 61 | 61 |
逸失利益 | 0 | 72 | 72 |
後遺障害慰謝料 | 0 | 99 | 99 |
治療費等その他 | 0 | 38 | 38 |
合計 | 0 | 351 | 351 |
単位:万円 ※合計金額は既払い金を含んでおります |
お打ち合わせを行ったところ、旦那様と娘様はお怪我の経過が良く、示談の方向に進まれるご意向となりましたが、被害者様は事故に遭われてから約半年経ってもお痛みが残っており、後遺障害申請を行う方針となりました。
お打ち合わせの後、ご通院先の病院へ当事務所のスタッフが同行させていただき、主治医に後遺障害診断書を記入いただきました。
被害者様は今後も治療の継続を希望されており、健康保険を使用して自費で通院できるかどうか病院に確認を取った上で、治療の継続をお勧めいたしました。
後遺障害申請を行った結果、自賠責保険より非該当と判断がなされましたが、被害者様は現在もお痛みが残っており、ご通院も継続されていることから、後遺障害異議申立て申請を行うこととなりました。
まずは現在のお怪我の症状と症状固定されてから直近まで通院を継続している内容の書面をご通院先へ取り付け、被害者様からは日常生活で困っていることを書面に書いて主張していただきました。
解決内容
後遺障害異議申立て申請を行った結果、後遺障害14級が認定されました。
その後、後遺障害の認定結果をもとに賠償額を算定し、相手方保険会社と交渉を行いました。
被害者様はパートでお仕事をされている兼業主婦ではあったものの、主婦業を主に行っていたため、家事についての損害が発生していると主張したところ、結果として、慰謝料等のほかに、休業損害や逸失利益も獲得することができました。
被害者様は症状固定後もお痛みが残っており、とてもお辛い思いをされていましたが、ご納得のいく賠償金をお受け取りいただけたことで大変満足されているご様子でした。