頚部を受傷し、耳鳴りの症状を訴えた被害者様に通院のアドバイスをして、耳鳴りの症状について後遺障害等級14級相当が認定された事例
ご相談内容
被害者様は本件事故に遭われてから約1ヶ月後にご相談に来られました。
事故態様としては片側一車線道路で、相手方運転車両が被害者様運転車両を追い越そうとしたところ、対向車線から車両が来たため、相手方は避けようと左にハンドルを切り、被害者様運転車両に衝突させたという事故でした。
被害者様としては、平日日中に相手方保険会社とやり取りできないことや、相手方保険会社からの連絡が少ないことに不安を感じられ、当事務所にご依頼をされました。
ご相談時にはむちうちの症状の他に、耳鳴りの症状も訴えておられましたが、整形外科しかご通院をされていたため、耳鼻科への継続的なご通院をお勧めしました。
被害者 | 40代・派遣社員・女性 |
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部位 | 首・背中・腰 |
傷病名 | 頚椎捻挫・背部・腰部挫傷・両側耳鳴症・両側感音難聴・眩暈症・頚肩腕症候群 |
後遺障害等級 | 14級相当 |
獲得金額 | 293万円 |
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
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後遺障害等級 | 14級相当 | – | |
入通院慰謝料 | 0 | 88 | 88 |
休業損害 | 0 | 23 | 23 |
逸失利益 | 0 | 52 | 52 |
後遺障害慰謝料 | 0 | 99 | 99 |
治療費等その他 | 0 | 31 | 31 |
合計 | 0 | 293 | 293 |
単位:万円 ※合計金額は既払い金を含んでおります |
ご相談後、すぐに相手方保険会社との間に入り、被害者様には治療に専念いただきましたが、相手方保険会社は耳鼻科の治療費の一括対応を拒否し、整形外科についても本件事故から3ヶ月で一括対応終了との対応をしてきました。
一括対応終了後も被害者様はお痛みや常に耳鳴りの症状等が残っていたため、自賠責保険への被害者請求を行う方針となり、治療を続けていただきました。
本件事故に遭われてから約半年後、整形外科と耳鼻科での傷病について症状固定とし、自賠責保険へ傷害部分の請求だけでなく、後遺障害の請求も行いました。
解決内容
自賠責保険への被害者請求の結果、治療費等を回収するとともに、耳鳴りの症状については後遺障害14級相当の等級が認定されました。
自賠責保険の結果をもとに、相手方保険会社へ賠償金の請求を行い、傷害・後遺障害慰謝料と逸失利益を獲得することができました。
当初、相手方保険会社から耳鼻科の治療費は全期間否認され、整形外科についても早期に一括対応終了と告げられ、症状も改善されない中で被害者様は大変お辛いご様子でしたが、否認分の治療費等をお受け取りいただき、本件事故から約1ヶ月後にご通院を始められた耳鳴りの症状については後遺障害14級相当が認められたため、ご満足いただける解決となりました。