死亡事故で相手方任意保険会社から提示された低い賠償額から訴訟で大幅に増額した事例
ご相談内容
被害者様が亡くなられてから1ヶ月経った頃にご遺族がご相談に来られ、今後の手続きについてご不安に感じられていました。
被害者 | 80代・無職・女性 |
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部位 | 頭部 |
傷病名 | 脳挫傷・頭蓋骨骨折・外傷性くも膜下出血 |
後遺障害等級 | |
獲得金額 | 3048万円 |
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | – | ||
入通院慰謝料 | 0 | 5 | 5 |
休業損害 | 0 | 0 | – |
逸失利益 | 0 | 264 | 264 |
後遺障害慰謝料 | 0 | 0 | – |
治療費等その他 | 0 | 136 | 136 |
死亡慰謝料 | 0 | 2500 | 2500 |
葬儀関係費用 | 0 | 143 | 143 |
合計 | 0 | 3048 | 3048 |
単位:万円 ※合計金額は既払い金を含んでおります |
まず、相手方の自賠責保険や任意保険へ請求を行うための書類の取り付けを行いました。
その後、死亡慰謝料や死亡逸失利益等の賠償額を算定し、相手方任意保険会社へ請求、示談交渉を行い、賠償額の提示がなされましたが、到底納得のできない内容でした。
ご遺族と協議し、訴訟を提起することになり、訴訟対応も引き続き当事務所で行いました。
訴訟でも相手方は死亡慰謝料や死亡逸失利益等の損害を否認していたため、死亡慰謝料では本件事故により被害者様を突然失ったことでご遺族の精神的苦痛は計り知れないことや死亡逸失利益の相当性等を主張しました。
解決内容
訴訟で主張した結果、和解金が裁判所より提示され、相手方も提示額で和解に応じることになり、訴訟手続きは終了となりました。
交通事故によって突然、最愛の家族を失ったことで、ご遺族は大変お辛い思いをされていましたが、訴訟の結果、ご納得のいく金額で和解することができ、感謝のお言葉をいただきました。
訴訟は解決までに時間を要する手続きではありますが、当初相手方任意保健会社から提示されていた金額から大幅に増額することができました。
所感(担当弁護士より)
ご遺族は最愛の母を本件事故により、亡くされてしまい、非常に強い精神的苦痛を負ってしまわれておりました。
最愛の母を亡くされた事故直後であるにもかかわらず、ご遺族は相手方加入の任意保険会社との葬儀費用等の交渉をしなければならず、また、相手方加入の任意保険会社の対応もご遺族の気持ちを汲んだものではなかったため、非常にストレスや不満を感じられておりました。
そのため、当事務所にご相談の上、ご依頼となりました。
ご依頼後、すぐに相手方加入の任意保険会社との交渉を担当させていただくこととなりました。弁護士が代わりに交渉に入ることにより、ご遺族は相手方加入の任意保険会社との交渉から解放され、気持ちの整理をする時間を確保することができたのではないかと思います。
また、ご遺族の思いを丹念に聞き取り、可能な限り法的主張に落とし込んで金額を算定し、相手方加入の任意保険会社と交渉をしました。
最終的には、訴訟となり、主張反論を繰り広げることとなりましたが、訴訟においてもできる限りご遺族の思いをくみ取り、主張反論を行いました。
その結果、当初の相手方加入の保険会社の主張に対し、傷害慰謝料、死亡慰謝料等を増額させた上で和解に至ることができました。ご遺族としても納得のいく解決となり非常に喜ばしく思います。
弁護士に依頼された場合、慰謝料等を増額し、適切な賠償金額で和解することができます。
また、それのみならず、事故後に行わなければならなくなる相手方加入の任意保険会社との交渉から解放されることができます。
相手方加入の任意保険会社との交渉でお困りの場合にはぜひ弁護士に相談していただけますと幸いです。