示談金2000万円超えの案件が後遺障害該当の通知より46日間で賠償金交渉終了のスピード解決した事例
ご相談内容
ご依頼者は症状固定し、後遺障害診断書が手元にある状況で、後遺障害等級申請を保険会社に事前認定をしてもらうか、弁護士に依頼をして被害者請求をするか悩んでいらっしゃる状況で弊所にご連絡をいただきました。
弊所の弁護士と初回お打ち合わせにて、弊所の被害者請求経験数の多さなどから弊所での被害者請求をお任せいただけることになりました。
また、過失割合についても相手方保険会社が主張する15:85の過失割合に不満をもたれていました。
被害者 | 40代 会社員 男性 |
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部位 | 目 |
傷病名 | 網膜剥離 |
後遺障害等級 | 後遺障害等級:12級 |
獲得金額 | 2390万円 |
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
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後遺障害等級 | なし | 12級 | – |
入通院慰謝料 | 0 | 235 | 235 |
休業損害 | 0 | 180 | 180 |
逸失利益 | 0 | 1714 | 1714 |
後遺障害慰謝料 | 0 | 261 | 261 |
合計 | 0 | 2390 | 2390 |
単位:万円 |
後遺障害等級獲得の上で、視野狭窄と視力の低下が、同一部位・同一系統として一つの後遺障害として認定されるか、または別の後遺障害として認定されるかがポイントとなり調査しました。
後遺障害診断書に関しては症状固定日、診断日、発行日が前後してしまっていたため、病院側に訂正を求めました。
また、過失割合については刑事記録を取り付け詳細に状況と現場を確認した後、本件が早回り右折の主張をしていくための資料を揃えました。
解決内容
後遺障害被害者請求の結果、初回の申請にて12級該当となりました。
治療関係費が1000万円弱と高額で、かつ領収書のなどの資料も膨大にあり、当事務所介入時点で相手方保険会社は資料を整理しきれていない状況でしたが、賠償交渉前から弊所弁護士がパラリーガルと共同して整理を行った結果、治療関係費については当方の主張する金額での合意を取り付けることができました。
逸失利益については、ご依頼者の業務内容や昇進制度を詳細に聴取し、ご依頼者の後遺障害が今後の業務にどのように影響するかを主張しました。最終的には過失割合も、ご依頼者の希望どおり、相手方過失95%にて示談解決することができました。
所感(担当弁護士より)
本件では、想定どおり12級の後遺障害が認定を受けられたことに加え、高額な賠償金額にもかかわらず、当方で妥協することなく、スピード解決を図ることができました。
一般的に、保険会社は賠償金が高額になるほど、決済などの関係で、対応スピードが遅くなる傾向にあります。
しかし、本件では後遺障害の認定が下りる前から事前に準備をしていたことで、相手方保険会社の迅速な対応を引き出すことができ、これによりスピード解決を図ることができたと思います。